一番がいい!!


*******



トボトボと教室に戻ると、人影…



よく見ると…?



「遊実?!

どーしたの?

帰ったんじゃ…」



「さっき、静香センパイが来たの。

知里の様子がおかしかったけど、何か知らないかって」



「静香センパイが…?」



え…なんで…?



「センパイ、先生に呼ばれて行かなきゃいけないから、話を聞いてあげてくれないかって…」




最後の言葉も聞かず、遊実に抱きついた。




「私、おかしいの…

センパイにあんな態度とっちゃって…

なんでなのか、わかんないの…」



涙が出る。


どんどん湧き出る。




静香センパイにとってしまった態度と一緒に、今のわからない気持ちを吐き出す。



涙声で聞き取りにくくて、まとまっていない話を、遊実はうんうん聞いてくれた…

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