一番がいい!!
「あたしは
『相川 遊実【アイカワ ユミ】』
遊実って呼んで。
高梨さんのことも、知里って呼んでいい?
同じクラスなんだけど、よかったら友達になってくれないかなぁ?」
頭は真っ白…
私が固まって答えないから、どんどん話を続けていく…。
言ってる内容を理解できるまで、
3分はかかったと思う。
待っているだけの3分ってとんでもなく長いよね…
それでも、遊実はニッコリ笑顔で待っていてくれた。
「… よっ、よっ、
よろしくおねぎゃい…
噛んじゃった…
よろしくお願いします」
大きく頭を下げて、なぜか手を出してしまった!!
「何?!
告白タイム??
キャハハ〜!!
ホントに面白いね。
こちらこそ、よろしくね」
顔に似つかわしくないくらいの大笑いをしたまま、両手で握り返してくれた。