一番がいい!!

大也の気持ち





翌日、


恒例の月曜テストがあって



その補習になったのが…







なんと遊実!





今まで1回もどころか、危なかったことさえ見たことがないのに…




昼休みにお弁当を食べながら、ガックリとうなだれてる姿が、弱々しい…




「昨日のこと考えてたら、寝られなくて…

テスト中もボーッとしちゃって…」




こんなこと初めて…

よっぽど、昨日のことがショックだったんだね…




目が腫れてるからって、今日はメガネ姿。



その顔も、かわいいんだけど…




可愛い子は
なにをやっても可愛い!!




「そんな日もあるよ!

こんなことでもないと遊実は補習受けることなかったから!

人生勉強だと思って。」



「知里は、ポジティブだね…

そーだね!

苦手な数学だったし、これを機会にみっちりやるか!」




気合いを入れる姿がかわいい!



数学苦手だったんだ…




いつも私よりいい点数なんだから、そんな風な思わなくてもいいのに…





「遊実、ちょっといい?」



窓から顔を出したのは翔平。





あれ?

「昼休みの練習に行ったんじゃ…?」



思ったまま声にした私。




遊実は、顔を上げられず黙ってうつむいてる。




「あぁ…行くには行ったけど、サボった…

このまま、練習してても気になるし…」




髪をクシャッとしながら、横を向いた。


そっと遊実の肩に手を置き、




「遊実、行ってきなよ。

昨日のお礼も…」




「うん…

わかった…」




お弁当を片付け立ち上がる。



廊下に出ると翔平と並んで歩き出した。



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