一番がいい!!



恐る恐る教室に入ると、



先生とクラス全員の視線が突き刺さる。




そりゃ、王子様と2人で入ってきたら見ちゃうよね…





澪羅たちグループ、睨んでる…




怖い…




「オマエら2人何やってるんだ!

今週、補習に参加だ!」




「えぇ?!」




思わず声が出て、慌てて口を抑える。




「高梨!

何か文句があるのか?!」



「ありません…」



「だったら、早く席に着け!」



「すみませんでした…」



静かに席に着く。




隣を見ると、



『バーカ』

口パクされる。



はぁ…




赤点じゃなかったのに、なんでこんなことになっちゃったんだろ…




授業の準備をしていると




前の席から



ポイっと手紙が回ってきた。

< 254 / 360 >

この作品をシェア

pagetop