一番がいい!!
恐る恐る教室に入ると、
先生とクラス全員の視線が突き刺さる。
そりゃ、王子様と2人で入ってきたら見ちゃうよね…
澪羅たちグループ、睨んでる…
怖い…
「オマエら2人何やってるんだ!
今週、補習に参加だ!」
「えぇ?!」
思わず声が出て、慌てて口を抑える。
「高梨!
何か文句があるのか?!」
「ありません…」
「だったら、早く席に着け!」
「すみませんでした…」
静かに席に着く。
隣を見ると、
『バーカ』
口パクされる。
はぁ…
赤点じゃなかったのに、なんでこんなことになっちゃったんだろ…
授業の準備をしていると
前の席から
ポイっと手紙が回ってきた。