一番がいい!!


結局、先生の話が耳に入る訳もなく…



書ききれなかったノートを写させてもらう。

ひたすら写すことに集中していたから、遊実は何も聞いてこなかった。



こんなこと、話せないよ…



遊園地行きたかったなぁ…






*******




放課後




遊実に声を掛けられたけど、何も答える気になれず…




一緒に帰る気にもなれなくて…




首を振るだけでガックリと教室を出る…




遊実は追ってこなかった。





一人にしてくれたんだなぁ…




誰とも話したくないよ…







下駄箱で、靴を履き替えていると




「知里、ちょっと時間いい?」




ん?




振り返ると、にこやかな澪羅とその友達3人。




「え? 何…?」




不穏な空気…




「ここじゃなんだから…」




友達1人に腕を組まれる…






どこ行くの?!




< 306 / 360 >

この作品をシェア

pagetop