一番がいい!!



「なんだよ、見つからないのかよ?!」




その声は?!




「あぁ、オマエの探し物を見つけてやった」




翔平が倉庫から備品を取ってきて、話し出す。




探し物?



何か探してたんだ…






「…なんでこんなとこに?」




私を見て、目を見開いて立ち尽くしている…





「女子に囲まれてた。

じゃ、あとはよろしく!

備品持ってくから!」




翔平は、横を通るとき何か話して、サッと手を上げて行ってしまった…






その先にいたのは…





「智哉…」






「女子に囲まれてたって、どーゆーことだよ?!」



怖い顔をして、歩み寄ってくる。




怖いんですけど…なんで?




一歩ずつ後ずさりながら…




「あぁ…

智哉と仲良くするなって…

でも、それだけで、翔平来てくれたから…」




ドンッ



また壁に当たってしまった…



それ以上、来ないで…






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