一番がいい!!
目を開けないから
これで最後だと知里の肌を覚えておこうと
閉じられた瞳にキスした。
涙の味がした…
「ムリするなよ…」
指で涙を拭う。
「泣かれると思わなかった…
ごめん…
貸し【5】は、目のファーストキスでチャラ!
知里が好きになった人のためにとっておけ。
もう、こーゆーことしないから」
話さないと泣いてしまいそうだから、軽くできるだけ、いつものように笑った。
嫌われた…
元から嫌いだった…
どっちにしても、知里がオレを好きになることはないだろう…
でも、そばにはいたいから。
友達として普通に接しよう。
ずっとそれだけ考えてた。
知里を泣かせることだけは、もうしないって固く誓ったんだ…