一番がいい!!
よ、よかったぁ…
「断られたら、どーしようかと思ったよ…」
ポロっと本音がこぼれる。
「断られたら、どーするつもりだったの?」
まさかのツッコミ!
「えっ…
遊実には、違う人でもいいって言われたんだけど…
カップル限定のところに友達と行きたくなくて…
でも、これを逃したらこんなチケット手に入らないし…」
何言ってるんだ!!
こんなこと言ったら…
「ふーん…
チケットがあったから、コクったんだ…」
あぁ…
それなりますよね…
「チケットがなかったら、知里は言わなかったんだ…」
「えっ…
ごめんなさい…」
でも…きっと、そーだ…
これがなかったら、勢いで告白なんてことにはならなかったなぁ…
智哉は静香センパイのことが好きだと思ったまま、何も言えなかった…