一番がいい!!



頑張って頑張って…


頑張って頑張って…


テストが終わった…







そして…



「やったぁ〜!!」



「知里…声が大きい…」



遊実に他人を見る目で見られる…



「だってさぁ…

私がどれだけこの日を楽しみにしていたか知ってるでしょ?!」



「知ってるけど、みんな見てるから…」



あっ、そーだ…






今日は、終業式。



そして明日は…



クリスマスイブ!!



遊園地!!




あの日から、智哉とは特に何もない。



隣だけど、いつものように人だかりで話すこともできず…



何も変わらない生活…




本当に付き合ってるんだろうかって思うときもあった…





でも、変わったことが一つ…



毎日、メールが来るようになったの!



テスト勉強の邪魔にならないよう、気にしてくれて朝だけ。



『おはよ!

昨日は、進んだか?』



とか



『おはよ!

クリスマスイブまであと◯日

楽しみだなっ!』



とか…



夜中まで勉強してるから、朝がとっても辛いんだけど、起きるのが楽しみになってる。





いよいよ、明日!!



「じゃ、明日3時に駅だからね!

遅れないでよ!」



遊実も嬉しそうに、帰っていった。




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