一番がいい!!
駅には、すでに遊実と翔平。
その雰囲気は、完全ラブラブで…
めっちゃお似合いなんですけど!
遊実は私に気付くと
「遅い!
電車に乗り遅れたらどーするの?」
怖い顔で睨まれた…
あれ、さっきのラブラブでほんわかした雰囲気は?
「ご、ごめんね…」
押され気味に答える。
遊実がスッと私の耳元に顔を寄せると
「ラブラブじゃない!
手、繋いじゃって!」
フフッと笑う。
あっ、忘れてた!
慌てて離そうとすると
「何してるの?」
智哉にギュッと握られる。
ちょ、恥ずかしいから!!
アタフタすると
「なら、オレらもマネしよっ!」
翔平が遊実の手を握る。
途端に遊実の頬が真っ赤に染まる。
私にそんなこと言ったバツだから!
フフッ、今度は私が笑うばんだね!