一番がいい!!
怖さからの解放と、どアップの恥ずかしさから、足の力が抜け、座り込んだ。
柳澤くんは、私の前にしゃがみこむ。
「昨日、高梨さんがセンパイのこと大切にする気持ちスゲー伝わったよ…
昨日は、言い過ぎた。
ごめん…」
えっ…
昨日とは全然違う言葉に戸惑う。
「オレ、静香センパイのこと本気なんだ。
信じてくれるかわかんないけど…
ゼッタイ幸せにする。
だから…
オレに協力してくれないか?」
ジワジワと涙があふれてきた。
昨日と同じ人とは思えない、
真のある声と真っ直ぐな眼差し。
この人ならセンパイのこと、任せられるのかもしれない…
「センパイのこと、よろしくお願いします」
自然と頭を下げていた。