一番がいい!!


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放課後、重い足取りで教室を出た。



昼休みのことで頭がいっぱいで、午後からの授業もさっぱり。




遊実は、日直で一緒に帰れない。




まだ、高校生活2日なんだけど、、1年にも感じるほどの濃さがあるよ…




私は、静香センパイのためだけに頑張ってここに来たのに…





なんで柳澤くんにふりまわされなきゃいけないの?!




昼休みのことを思い出して、怒りが再び湧き上がってきた!!




なんで私がセンパイの情報を渡さなきゃいけないの?!




きっと本気だって言うのも嘘だ!!




そーだよ!私がセンパイを守らなきゃいけないんだ!



メラメラと闘志が湧いてきた。





下駄箱に付くと、そこには静香センパイの姿。





そーだ!


本性をセンパイに話そう!



契約なんて知らないよ!



嘘つきの言うことなんて、守る必要ないんだから!



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