一番がいい!!
*******
放課後、重い足取りで教室を出た。
昼休みのことで頭がいっぱいで、午後からの授業もさっぱり。
遊実は、日直で一緒に帰れない。
まだ、高校生活2日なんだけど、、1年にも感じるほどの濃さがあるよ…
私は、静香センパイのためだけに頑張ってここに来たのに…
なんで柳澤くんにふりまわされなきゃいけないの?!
昼休みのことを思い出して、怒りが再び湧き上がってきた!!
なんで私がセンパイの情報を渡さなきゃいけないの?!
きっと本気だって言うのも嘘だ!!
そーだよ!私がセンパイを守らなきゃいけないんだ!
メラメラと闘志が湧いてきた。
下駄箱に付くと、そこには静香センパイの姿。
そーだ!
本性をセンパイに話そう!
契約なんて知らないよ!
嘘つきの言うことなんて、守る必要ないんだから!