一番がいい!!
「そんな訳ないでしょ?!」
机にバンッと両手を付いて、勢いよく立ち上がる。
ビックリして、眼を開く遊実と…
誰だっけ?
はっ、と気付くと教室中の注目の的…
顔が真っ赤になり、慌てて座る。
「…倒れたとき、助けてもらっただけ。
静香センパイと帰ろうとしたら、柳澤くんがまた倒れるといけないからって付いてきただけ…」
顔が赤いのが直らず、下を向いてボソボソ答える。
「なぁんだ、2人じゃなかったんだ」
納得してくれてよかった。
「澪羅、なんで柳澤くんのことそんなに聞いてくるの?」
そーそー!澪羅!レイラ!
遊実ありがと!
確かにそうだよね!
澪羅こそ、柳澤くんのなんなよ!