一番がいい!!



帰りも、センパイを送って行くと言ってセンパイを真ん中に3人で歩く。




「これからも、月曜はテストがあるけど、それは慣れてくるから。

次は球技大会だね。

球技大会委員も任せられちゃって…

断ろうって思うんだけど、頼まれると断れなくて…」



へへっと、複雑な表情。





中学時代からそーだったもんなぁ。



責任感が強いし、周りの信頼も厚いから頼られてるんだよね。




「球技大会ですか!

どんなことやるんですか?」




初めての行事にワクワクする。





「バレー、バスケ、と
男子は野球、女子はソフト。

各クラス1チームずつ、全校でトーナメント」



「楽しそうですね!センパイは何に出るんですか?」




「委員になると出なくていいんだけど、バレーは人数がギリギリだから、何かあったときのために補欠メンバー」




ちょっと残念な顔。




「そーなんですか…

センパイの活躍が見れないなんて残念です…」





「センパイ、スポーツもできるんですね! ますます憧れます」




サラリと褒める柳澤くんに、照れだすセンパイ。




なんだか、2人のこの雰囲気が好きだなぁ。



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