私のはじめて


それからしばらくして、俺はシフトがかぶるといつも通り池田っちを送ってたんだ。

でもある日、こんなことを言ってきたんだ


”ねぇ天野くん、
天野くんって人を本気で好き!と思ったことある?”


え、うわっドキドキ展開じゃんなにこれ!

とか思いながらもドキドキしすぎて返事すら素直にできなかった。


本当は『うん!てゆうか本気の恋を
今目の前にいるあなたにしているんだぁぁああ!!』

なんて言えるはずもなく、

『え?…あーうん、あるっちゃあるかな。
てゆうか珍しいねっ…あっ!うん…
なんで俺なんかに相談?(笑)』

と答えた。


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