私のはじめて


助手席に高松さん、後ろに私と天野くん。

天野くんは腕を組みながら目をつむっていた。

「…円になります。はい、どうも
ありがとうございました。」


天野くんの家はバイト先から目と鼻の先で
タクシーだとワンメーターで行ける距離だった。


< 40 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop