私のはじめて


『やっぱ真っ暗だね』

「そうだな〜夜道に女一人はあぶねーから
これからもシフトかぶったらこうして送ってやろうか?(笑)」

『はは、嬉しい。でも駅近いし大丈夫ですよ〜』

「いや、俺が一緒に帰りたいと思ってるから送るよ、これからも。」


少し嬉しかったけど、
天野くんが酔ったときにあんなことを言われてしまったからこそ、なんだか歯がゆかった。


「ごめんな、ここまでだけど。
気をつけて帰れよ。また明日。」


『はーい、お疲れ様です!ありがとーございます。また明日!』


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