僕の彼女はお化けです (序章)
まっぴるまお化け
太陽が俺たちを殺しにきてる、そんな気がしたので、駄菓子屋のおばちゃんから某チョココーヒー味の「リア充アイス」を購入し、怪談話は延長戦に突入した。

もちろん分け合いっこなどという発想雪菜にはには無かった。リア充アイスは訂正しよう、ただの「パピ⚪︎」である。しぶしぶ自分の分をもうひとつ購入、期待した俺がバカだった。

「でね、そのお化け、みんなの話まとめると背が小さくて髪が長い女の子らしくて、いつも木の下に座ってるんだって。でも、最初はみんな普通の女の子だと思うから、通りすがるよね。」

「まあな」

「通りすがるとみんな必ず呼ばれるんだよ、後ろからおーいって。」

「それでふりむくと、消えてる…とかか。」

うんうん、と雪菜が頷く。
まあありきたりな話だわな…

「で、噂だとそれって必ず昼間に遭遇するんだって!お化けなのに面白いよね〜!」

「人間みたいなおばけだな。…雪菜はその逆だけど」
雪菜は俺をきっとにらみ、
「死ね」
だいぶ涼しくなりました、ありがとう…
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