僕の彼女はお化けです (序章)
「ん?まてよ…」
思い返してみる。

昼間の…神社への道の大きな木…ふりむくと消える…


なんだろう、少し何か引っかかる。

「それって最近もあるのか?」

「いやー、私も先輩に聞いた話だし、その先輩も先輩から聞いたって言ってたから、4年前くらいじゃない?今は全く。」

ああ、そうだ、思い出した。あの時見た女の子が俺の初恋の人だったんだ。俺はあの頃小学6年生、つまりぴったり4年前友達と海に遊びに行って、その木の近くで女の子を見て、ふりむいて、そしてあの時も今みたいに暑くて…
鮮明に思い出した。
彼女の顔は高坂そのものだった。



俺は完全にホットになったコーラを一気に飲み干した。
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