空色canvas
「お前元気だな…」
「俺は酒強いから♪」
ニッと笑う圭介を見て俺の二日酔いを分けてやりたくなった。
「わっ!お前何それ…絵の具?」
さっきの奴と同様の反応で、目がいくのはシャツにべっとりとついた絵の具らしい。
「…ん、あぁ…オシャレ、オシャレ…」
そう言って俺は机に顔を伏せた。
今日の授業は睡眠授業になりそうだな。
でもこれじゃあ一限から出る意味なしか?
まぁ出席日数はゲットということで…
「オシャレって…お前どうせまた学校で寝てたんだろ?寝てる間にイタズラされたんじゃねーの?」