空色canvas
「あちー…!!」
今日は久しぶりの快晴。
シャツの胸元を掴みパタパタとあおぐ圭介の姿が目に入る。
エアコンは入っているものの、暑がりな圭介には辛い温度らしい…。
そして俺はそんな圭介の目の前で珍しく必死にペンを走らせていた。
圭介のノートを横目に…
もう何日分溜まってるんだっけ…?
寝て過ごした授業分を試験前はいつものように圭介にコピーさせてもらおうと思ったら、ノートまで提出しろなんて言う教授がいて…
試験とレポートと出席日数、そしてノートで単位をやるなんてめんどくさいことを言ってる。
ここは高校かよ?
って言いたくなるけど、単位をやるもやらないもそいつ次第だとなると圭介曰く、従わなきゃいけなくなるらしい。