空色canvas



「菜央が好きなのは俺じゃない。そいつのことだけ考えろ…」



「…榛真……」



「俺も…俺も頑張るから…」



「………」



不思議だな。

少し前まで菜央に冷たくしていたのに…

菜央を少なからず思っているのに…


今は応援することができる。


それは俺の中にまたぱっとあの子の笑顔が浮かんだから…



太陽が俺を照らしてくれて暖かかったから…




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