死んでもずっと友達だよ

最後のメッセージ

〈 もう生きていても仕方ないよね 〉




夏希は心の中でそうつぶやいて、学校の屋上から輝く星空を見つめた。




〈 今日は本当にきれいな星が見える。

でも、私が星空を見上げるのも今夜が最後。

私はもう、生きていても仕方がない…… 〉




夏希はそう思いながら、ゆっくりと校舎の屋上の手すりの方へと歩き出した。




〈 校舎の屋上の手すりを乗り越えて、そこから飛び降りれば、私はきっと死ねる。

そしたら、私が抱えている苦しみは消えてなくなる……。

私はようやく楽になれる 〉