死んでもずっと友達だよ
私がそんな感傷に浸っているとき、夏希の日記帳の白いベージに赤い文字が浮かび上がってきて、私はゾッとして、息を飲んだ。




私は心臓がドキドキと早鐘を打つのを感じながら、夏希の日記帳に浮かび上がってきた文字を読み始めた。




―――――――――――――――


私はグループチャットのメンバーを私と同じ世界に連れていく。




友だちが近くにいないのは、さみしいから。




私はみんなに会えないときも、グループチャットにメッセージを送り続ける。




私たちは、友だちだから……。




ずっとずっと、友だちだから……。
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