死んでもずっと友達だよ
私が学校に着いたとき、和也と圭吾は一緒にいて、二人で話をしていた。




和也と圭吾は、きっと翔子のことを話しているのだろうと思うと、私は急に悲しくなった。




翔子が死んで、私たちのグループチャットのメンバーが、立て続けに三人死んでしまったことになるから……。




私は、この教室の和也の席の近くに集まって、私たちグループチャットのメンバー六人が、楽しく笑いながら話していたことを思い出して、胸が痛んだ。




どうして私たちは、あの頃みたいに、大切な仲間としてこの教室にいないのだろうって……。




永遠に続くと思っていた私たちの関係は簡単に壊れ、私と和也と圭吾は、夏希の呪いによる死に怯える立場にいた。




私は和也と圭吾の方に歩いていき、二人に声をかけた。
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