死んでもずっと友達だよ

私のこの思いはグループチャットのメンバーに届くだろうか？




私はドキドキと大きな音を立てる心臓の鼓動を感じながら、校舎の屋上の手すりに手をかけた。




〈 サヨナラ、みんな…… 〉




校舎の屋上の手すりを乗り越えた私の体は、ものすごいスピードで、地面へと向かって落ちていった。




〈 もしも私の夢が叶うなら、私は香澄になりたい。

私が香澄になれたら、私も幸せになれるのに…… 〉




ドン！

グチャ……。




校舎の屋上から地面に叩きつけられた私は、激痛の中で、自分の運命を呪った。




〈 世の中は、不公平……。

私は清水夏希から逃れたい…… 〉