死んでもずっと友達だよ

【和也、圭吾、私は今から学校の屋上に行くと思う。

私は夏希に誘われたから……。

私はどうしても、夏希の誘いを断れない】




【私たちは、友だちだよねって、夏希がグループチャットに書き込んだのを見たあと、私はどうしても夏希の誘いを断れないの！】




【夏希に誘われるままの私は、浩太や翔子のように死ぬと思う】




【和也、圭吾、私を助けて！

私は夏希に会いたくないから……】




私はそれ以上、メッセージを書けなかった。




夏希の呪いが、グイグイと私を校舎の屋上に誘うから……。




私はドアノブに再び手をかけて、ゆっくりとドアを開けた。




そして私は夏希が待ってるはずの校舎の屋上へと、歩き始めた。