死んでもずっと友達だよ
「浩太、どうしてそれを知ってるの?」




私はドキドキしながら、浩太に言った。




「そんなの見ればわかるよ。

オレたちの付き合いって、長いだろ。

バスケ部のエースと美人マネージャー。

お前たち、お似合いだよ」




私は浩太のその言葉に、息が詰まって、体が熱くなっていた。




「でも、香澄はいいよな。

モテるし、勉強もできるし、スポーツだってできるから……」




「浩太だって、県内トップクラスのシューターでしょ。

浩太をうらやましがる人はたくさんいるよ」




私がそう言うと、浩太は恥ずかしそうに笑って見せた。
< 50 / 351 >

この作品をシェア

pagetop