死んでもずっと友達だよ
浩太はそう言って、スリーポイントシュートの練習を続けた。




私はその様子を少し離れたところから見ていた。




私たちの最後の大会が、素晴らしい結果になることを信じて……。




「香澄はもう帰れよ。

オレはもう少し練習していくから」




「私はもう少し浩太の練習を見ていたい」




「香澄がいると、集中できないからさぁ。

一人にしてくれよ。

最後の大会のために」




「わかったよ。

それじゃ、私は帰るね」
< 52 / 351 >

この作品をシェア

pagetop