(気まぐれっぽい)Queen
「あ、そういえばね。今度、集会っていうのがあるの?」
「そうだけど…。何で知ってるの?」
俺等は集会のことを話していない。集会では姫の囮の件について話すつもりでいるから。結果、彼女が知っているはずもないのに何故、彼女は知っている…?
「なんか、昨日の帰り道に黒いフードを被った人が来てね。『お前は“KING”に騙されてる。アイツらは集会があることをお前に言わないだろう』って、言ってきたの。
ミサちゃん達に言うと、心配かけちゃうから、司くん達には言っておこうかな…って思って…」
「ふーん…。その話、アンタの嘘って可能性は無いわけ?」亜希が聞く。コイツは自分に素直だから、不安なことがあったら必ず聞く。
「そんなことないよっ。私 集会の話知らなかったし…」
どうやら、彼女は知らないようだ。
「私、あの人の話、信じちゃったけど、司くん達に騙されてるっていうのは信じてないからね。私は“KING”の皆を信じてるから…!!」
綺麗事ばかり言う彼女。ソイツの話は正しいのに、騙している俺等を信用する彼女。
「ありがとう。萌花」
(あぁ、哀れなお姫様)
「そうだけど…。何で知ってるの?」
俺等は集会のことを話していない。集会では姫の囮の件について話すつもりでいるから。結果、彼女が知っているはずもないのに何故、彼女は知っている…?
「なんか、昨日の帰り道に黒いフードを被った人が来てね。『お前は“KING”に騙されてる。アイツらは集会があることをお前に言わないだろう』って、言ってきたの。
ミサちゃん達に言うと、心配かけちゃうから、司くん達には言っておこうかな…って思って…」
「ふーん…。その話、アンタの嘘って可能性は無いわけ?」亜希が聞く。コイツは自分に素直だから、不安なことがあったら必ず聞く。
「そんなことないよっ。私 集会の話知らなかったし…」
どうやら、彼女は知らないようだ。
「私、あの人の話、信じちゃったけど、司くん達に騙されてるっていうのは信じてないからね。私は“KING”の皆を信じてるから…!!」
綺麗事ばかり言う彼女。ソイツの話は正しいのに、騙している俺等を信用する彼女。
「ありがとう。萌花」
(あぁ、哀れなお姫様)