(気まぐれっぽい)Queen
萌花side
―ガチャ
屋上のドアを、少し震える手で開ける。
「萌花…、予想よりも早く来たね。さっ、ほかの皆さんも中に入ってください」
少し予想外なことが起きても、全く動じない柊くん…。名前の事といい、凄いなぁ。
名前のことっていうのは…。私、KINGの皆と会ったのは今日が初めてで、初日から名前を呼び捨てするのは 恥ずかしいじゃん?
でも、柊くんは すんなりと受け入れて…。
―パタン
屋上のドアを、最後に入ってきた時空くんが閉めた。
なにかと時空くん、礼儀正しいからね。
「どうも、お初に目にかかる、松坂美咲(マツザカミサキ)です。ミサと呼んでくださいな。萌花共々、よろしく」
と言い終わると、妖艶に微笑むミサちゃん。色気があり過ぎて、頬を染める人が数名…。
「うん、よろしくね~♪いや〜、美咲ってなま『ヒュッ』
風を切る音が聞こえる。それは勿論、山崎くんがミサちゃんの地雷を踏んだからであって…
「あたしの名前を気安く呼ばないでくださる?愚民がさぁ…」
ミサちゃんが山崎くんの首元数センチのところで脚を止めているからでもある。
―ガチャ
屋上のドアを、少し震える手で開ける。
「萌花…、予想よりも早く来たね。さっ、ほかの皆さんも中に入ってください」
少し予想外なことが起きても、全く動じない柊くん…。名前の事といい、凄いなぁ。
名前のことっていうのは…。私、KINGの皆と会ったのは今日が初めてで、初日から名前を呼び捨てするのは 恥ずかしいじゃん?
でも、柊くんは すんなりと受け入れて…。
―パタン
屋上のドアを、最後に入ってきた時空くんが閉めた。
なにかと時空くん、礼儀正しいからね。
「どうも、お初に目にかかる、松坂美咲(マツザカミサキ)です。ミサと呼んでくださいな。萌花共々、よろしく」
と言い終わると、妖艶に微笑むミサちゃん。色気があり過ぎて、頬を染める人が数名…。
「うん、よろしくね~♪いや〜、美咲ってなま『ヒュッ』
風を切る音が聞こえる。それは勿論、山崎くんがミサちゃんの地雷を踏んだからであって…
「あたしの名前を気安く呼ばないでくださる?愚民がさぁ…」
ミサちゃんが山崎くんの首元数センチのところで脚を止めているからでもある。