(気まぐれっぽい)Queen
フワリとした綺麗な金髪の髪に、澄んだ色をしているエメラルドな瞳。顔はとても整っていて、目はタレ目、甘いマスクをしている。
「ゆ、うき…?」
そう、戸惑いながらも問うミサちゃんに対して、ふわりと柔らかく笑った。
「そっ。久しぶりだね、美咲」
“美咲”
決して私達に呼ばせなかったその名前。それを何でこの人は…?
「…悠貴は、何しにきたの?」
「ん?あぁ、美咲達を助けようかなって…」
「なんで、この場所を?」
「パソコンでチャチャッと」
「なんで、いまさら…」
「急に会いたくなったから」
「外の人達は…?」
「俺がボッコボコにした」
2人だけの会話。まるで私は場違いなんじゃないかって、思わせるような会話。
そんな時に…。
沢山のバイクの音が聞こえた。
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って、わけなの」
ようやく、喋り終えて…疲れた。
今、こうやってどんな状況だったか口にするだけで、情報整理できる。
みんな、私の話を聞いて、色々と考えているようだ。さてと、全体の情報を知ってるのは私だけだからね、自分も考えよーっと。
萌花side _END_