(気まぐれっぽい)Queen
“かわいい”
確かに、自分の容姿が並以上なのは知ってる。学校で言われること多いし。
でも、それは全て『綺麗』という言葉だったり『美しい』という言葉だったり、『かわいい』とは程遠い言葉ばかりだ。
そう、男性から『かわいい』と言われたことがないのだ。
ぼぼぼぼぼ、と急激に赤くなるあたしの顔。きっと、タコ並みに赤いのだろう。
悠貴にこんな顔は見せたくなくて、顔を手で覆い隠そうとする。
「美咲……?」
見られてしまった。
それはもう、恥ずかしくて恥ずかしくて。
「あ、う、あ……おっ、お手洗い行ってくる!」
駆け足でお手洗いに行く。
残されてしまった悠貴は__
「反則でしょ、それは」
手の甲で口元を隠しながら、そっと呟いていた。
頬をほんのり赤くしながら。
確かに、自分の容姿が並以上なのは知ってる。学校で言われること多いし。
でも、それは全て『綺麗』という言葉だったり『美しい』という言葉だったり、『かわいい』とは程遠い言葉ばかりだ。
そう、男性から『かわいい』と言われたことがないのだ。
ぼぼぼぼぼ、と急激に赤くなるあたしの顔。きっと、タコ並みに赤いのだろう。
悠貴にこんな顔は見せたくなくて、顔を手で覆い隠そうとする。
「美咲……?」
見られてしまった。
それはもう、恥ずかしくて恥ずかしくて。
「あ、う、あ……おっ、お手洗い行ってくる!」
駆け足でお手洗いに行く。
残されてしまった悠貴は__
「反則でしょ、それは」
手の甲で口元を隠しながら、そっと呟いていた。
頬をほんのり赤くしながら。