方言溺愛おにーさん。





「弓場くんって

着物屋さんだったんだね〜。

私でも知らなかった!」


「うん。

弓場くんの存在さえも知らんかったわ。」


「まぁ接点もないしね。

いつも終礼おわったらすぐ帰っちゃうし。

でもそれは着物屋やってるからなんだね」



「あいつも大変やなあ。」



「でも弓場くんから女子に

話しかけたところ初めて見たよ!

もしかして、なみちゃんのこと〜」



「ちょ、やめてや

そんなんあるわけないやん!

昨日初めて知った子やで?」



「命狙ってんのかもよ〜??」



「命狙われてんの!?

心ではなく!!」



「ほら、来たよ。」



「え?」



「坂町さん、行こうか。」




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