方言溺愛おにーさん。





「えー!

なみちゃんすごく可愛い〜!

私より3ぐらい下だけど。」



「絶交しよ」



「嘘だって〜アハハ!」



膝ジェットは薄いピンクに

百合の花が咲いてある浴衣。

私はオレンジに赤い帯。


「ねぇねぇそこの二人〜

浴衣超似合ってんね。

何か奢るから一緒に遊ぼーよ。」


うーわ、ナンパきた…。

ついてったら怒られるからな


「ホントですか〜?

私あれ食べたーい♡」


膝ジェットぉぉぉーーっ!?!?


「アカンて!!

これナンパやから!!

行くで膝ジェット!!」


「いいじゃん奢ってもらおうよ〜!」


「あかんって、ほんま怒られ…
「からあげでも何でも買うよ〜!」


「しゃーない。奢ってもらったら帰るで」



「すげぇ関西の女の子じゃ〜ん。」

「顔めっちゃ可愛いしー!」

「何歳?」



「いいから

はよからあげ買ってこいや。」



ってか、膝ジェットは?

どこ行った?


「あ、もう一人の女の子とは

別行動だよ〜!

俺たちは俺たちで楽しも…」


下駄アターーーック!!!!


「ゲバブハッ!!!!」



こいつら、最初から

からあげ買う気なかったんや!!



「こ、股間が…俺の股間が…!!」



膝ジェットはどこや!?







「キャーーーーッッ!!!」







この声は……!?




「膝ジェットーーーっっ!!」







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