今日は来る
「未、未瑠!!」




お母さんは青い顔をしていた。




「早く病院行きましょ!!」




「う・・・ん。
・・・うっ!!ゲホッ」




私は血を吐いた。




「未瑠~!!」




お母さんは泣きながら
病院に電話をしていた。




5分ぐらいで救急車が来た。




担架に乗せられて中に入る。




ドアが閉まって走りだした。




薄れゆく意識の中で、
智也が私を呼ぶ声が聞こえた。




智・・・也。




私、どうなっちゃうの?




怖いよ、助けて・・・。




ここで私の意識は切れた。




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