今日は来る
return




部屋中に香る、
消毒の匂い。




ここは・・・。




「あっ!未瑠!わかる?
ここ病院よ!!」




「あぁよかった!未瑠・・・。」




そこには、お父さんとお母さんがいた。




私の手を握っていてくれた。




「あっ先生!」




「やぁ未瑠ちゃん!
気分はどう?」




「あっ、はい・・・。」




「じゃあ今から
色々と検査しに行こうか!」




「はい・・・。」




私はまだちょっとボーッとしていた。




心配そうに見送る両親。




検査をし終わった私は、
病室に戻ってきた。




親だけが呼ばれた。





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