今日は来る
太一side




未瑠は静かに教室を
出て行った。




1番に反応したのが俺だった。




「おい!加藤!ほかっとけ!」




そんな先生の言葉を無視して、
俺は未瑠を追いかけた。




あっ、そういえば・・・。




俺はあることを思いだした。




階段を駆け上がった。
扉が開いていた。




「ハァハァ・・・未瑠?」




「太一。なんでココに居るって
わかったの?」




そこは1年の校舎の屋上だった。




「へへ!俺未瑠の事だったら
何でもわかるから!」




そう言って俺はVサインをした。




ホントは璃那と内緒に来てること
知ってたんだけどね!






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