今日は来る
面会時間が終わるまで
お父さんとお母さんは居てくれた。




私が楽しくなるように、
手術の話はさけて、
仕事の話とかをしてくれた。




でもね、いくらそんな
話をしてても、私は手術のことを
考えてたんだ・・・。




明日になるのが怖かった。




私は智也からもらった
指輪を抱きしめながら眠りについた。




次の日、私が起きるよりも先に
お父さんとお母さんがいた。




「だいじょうぶよ。未瑠。」




手術の時間が来た。




私の手は震えていた。




担架に乗せられ運ばれる。




その時指から指輪が離れてしまった。




他の人は、きずいてなかったけど、
確かに指から離れる感触と、
床に落ちる鈍い音がした。




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