今日は来る
「どうしよ〜未瑠!
私!私・・・」




璃那は弱々しく
私に抱き着いた。




「・・・璃那。まずは
彼氏と両親にちゃんと話な。」




璃那は震えていた。




「じゃないと、何も始まらないよ!」




私は璃那を強く抱きしめた。




璃那と一緒に私も泣いた。




何十分も泣いたあと、
私は家に帰った。




璃那の気持ちはよくわかった。




大切な人との、
大切な命。




産みたいけど、
まだ高校1年生。




育てていく自信はない。




でも、命を殺すことは
もっと無理・・・。




璃那が、どっちの結果を選んでも、
私はずっと璃那の親友だよ・・・!






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