今日は来る
「太一。なんでココに居るって
わかったの?」




ビックリして大きく見開かれた
目からは涙が流れていた。




可愛い・・・。




クソッ!!こんな時まで
俺は何考えてんだ!!




これ以上沈黙が続くと
未瑠に何かしてしまいそう
だったから喋った。




「へへ!俺未瑠の事だったら
何でもわかるから!」




また沈黙になった。




「太一、さっきは怒鳴ったりして
ゴメンね。
私が泣きそうだったから
慰めようとしてくれてたんだよね。」




俺から謝ろうと思ってたのに!!
俺のバカっ!




「いや・・・、俺こそゴメン。
未瑠の気持も考えずに。
俺だったらヤダもん!」




「じゃあ仲直りだね!」




未瑠は涙をぬぐって手を出してきた。




俺はその手を優しく握った。




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