今日は来る
智也side




「あ"ー!何で俺が!!」



璃那に、"太一はあれでも本気"って言われた時、
今まで以上に、




いっつも太一が
未瑠に好きって言う時より
動揺した。




"何で俺が!!"って
言葉とは裏腹に、
思いっきり席を立った。




璃那に言われたとおりに
屋上に走って行った。
俺ってこんなに速く
走れるんだってくらい・・・。




屋上に着いた。




未瑠の、
「じゃあ仲直りだね!」って
声が聞こえた。




俺はそっと覗いてみた。
そしたら、手を握ってた。




未瑠が太一に笑いかけていた。




太一の顔が、好きを
隠しきれていなかった。




ムカついた・・・。
俺ってこんなに未瑠の事が
好きだったんだ。





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