今日は来る

結婚

智也side




学校から戻ると、電話が鳴っていた。




「はい。」




「智也君?」




それはおばさんからだった。




「実は未瑠ね・・・」




おばさんの声は
かすれていた・・・。




そして、俺はおばさんが
言っている意味がわからなかった・・・。




いや・・・




わかりたくなかった・・・。




俺は急いで病院まで行った。




扉を開けると、未瑠が泣いていた。




「未瑠!!」




未瑠はビックリしていた。




「・・・未瑠が癌だって・・・。
前にも手術して、今度は
未瑠がたす・・・からないって・・・。」




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