今日は来る
触っただけなのに、
ものすごい量の髪が抜けた。




やっ!ウソ!・・・。




「昨日飲ませたのは
いつもより強い薬だったから
そのせいだと思うよ?」




私の髪の毛は1本も無くなった。




代わりに帽子をかぶっている。




「未瑠・・・。」




お母さんは心配そうに
私の方を見てきた。




「未瑠!おばさんから
電話もらっ・・・!」




いきなり入ってきて
驚いてる智也。




私を抱きしめた。




「未瑠~!」




「何で智也が泣くの?」




「未瑠の悲しみが
伝わってきたから・・・。」




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