今日は来る
俺は病室で未瑠の手を
ずっと握っていた。




病室にはおじさん、おばさん、
母さんに父さん、
太一に璃那、旦那の森さん・・・
いっぱい人がいた。




「未瑠・・・
赤ちゃんな、お前似だったぞ・・・
すっげぇ可愛かった・・・。」




病室からは啜り泣く声が
そこら中から聞こえた。




「なぁ未瑠・・・。」




俺は1日病院で過ごした。




いつの間にか眠っていて、
目が覚めたら未瑠が
こっちを見ていた・・・。




「未瑠!目覚めたのか!」




その声でみんなが起きた。




「赤ちゃん・・・は?」




先生が智瑠を運んで来た。





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