今日は来る
「太一と璃那だ!」




「生意気になったなぁ!
・・・智瑠!!」




「智瑠!ちゃんと母さんの前で
手あわせてから遊べ!」




「は〜い。」




智瑠は墓の前で目をつむり
手をあわせた。




「・・・お父さん!」




「何だ?」




「このお墓がお母さんなの?」




「違うよ!母さんはな・・・
空よりも、もっと高い所に
いるんだよ・・・!
そっから智瑠のことちゃんと見てるよ!」




「ふ〜ん!・・・
お母さ〜ん!!」




智瑠は空に向かって
大声で叫んだ。




「智瑠!遊ぼう!」




「待ってろ奈木!」




智瑠は奈木の方に遊びに行った。





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