今日は来る
俺は、必死に自分を抑えた。




「太一!私は・・・!」




あぁ未瑠は何て答えるんだろう。




「ちょっと待って!」




えっ、太一どうしたんだ?




「ゴメン。自分から
告白しといて・・・。でも、
返事はしないで・・・。
俺、怖い。」




俺は太一のその言葉に
ビックリした。




いっつも未瑠に"俺のこと好き?"なんて
聞いてる奴が、
返事聞くのが怖いなんて。




「じゃあな。」




"じゃあな"?ってことは
こっち来るじゃん!!




ヤベー!
太一達が来る前に
戻るつもりだったのに!




こうなったら・・・。





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