今日は来る
一瞬の出来事で、
自分でも夢じゃないかって思った。




私は、智也の方を
何も考えずに見ていた。




智也は、下を向いたままだった。




やっと智也は私を見た。




「未瑠、俺は未瑠の事が好きなんだ。」




うん。私も好き。大好きだよ!




でも、太一をフッたばっかなのに、
私が幸せになるのはダメなんだ。




「それで、その・・・俺実は
太一の告白聞いてたんだ。」




えっ・・・何?




じゃあ私が抱きつかれたことも
知ってたの?




バカみたいじゃん。
必死に隠そうとして・・・。




涙が出てきた。




智也は何も言わなかった。





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