今日は来る
「ごっ・・・ごめん!!
何でもないから早く帰って!」




自分がドキドキして、
真っ赤になっているところなんて
智也に見せたくなかった。




この恋は、
叶っちゃいけないから・・・。




私もソファーから立ち上がって
智也に背を向けた。




ドンッ




智也がいきなり抱きついてきた。




「えっ・・・!
と・・・智也?」




「未瑠。好きだよ。」




耳元でささやかれた。




「やっ・・・智也!」




嫌じゃない。




私も好き・・・。




でもホントにダメなの、智也。




私はまた、涙が流れた。





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