今日は来る
「未瑠・・・泣いてるの?」




また、耳元でささやく。




「泣いて、ヒック・・・なんか
ないっよ!!」




「ねぇ未瑠。俺知ってるよ。
未瑠が俺の事大好きなこと・・・。」




私は涙が止まった。




「今日、璃那に教えてもらった。」




・・・。




「太一も、未瑠が俺の事好きって
知ってたみたい。」




えっ・・・。
太一も?




「でね、俺が告ったこと言ったら
"未瑠泣かすなら
俺がもらうからな!大切にしろよ!!"
って言われた。」




太一・・・。




私はまた涙が出てきた。




「それでも、俺とは付き合えない?」




優しい声だった。







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